母乳について考える

生後2ヶ月を過ぎる頃から、なんとか母乳が足りるようになってきた。

妊娠前にCカップだった胸が今やFカップになっていて
母乳が出なきゃなんのために大きくなったのかと言われそうだったが
2ヶ月間は足りなかった。

大事なのは出産前のマッサージだと後から思った。
基底部マッサージも大事だけど乳頭マッサージが特に大切。
乳管をできるだけ開通させておけば出産後が楽だと思う。
私は出産時に左が3本、右がかろうじて1本だった。
吸われると出ると言うが出口が開いてないと吸われてもなかなか乳が出ないと思う。

子供は1週間は飲まなくても大丈夫なくらい栄養を蓄えて来ていると
助産婦の友達に聞いた。
その一週間で乳が段々出てきて製造が間に合うようになるらしい。
でも産婦人科では初めから時間制でミルクを与えるところが多いから
乳の製造がなかなか追いつかないらしい。

私の出産した総合病院では1時・5時・9時・13時・17時・21時と
授乳時間が決まっていた。
体重を測っておいて初めに母乳を飲ませて体重を測って足りない分を
ミルク。
初乳は看護婦さんに押し出された。
2日目までは0gの文字が続いた。
その後も2g、4g。
あまりに出ないことに落ち込んだ。
だからお乳を吸わせている時よりミルクを飲ませている時に母親になったと実感が湧いたし嬉しかった。
抱き方とか飲ませ方とか少しずつ教わったの。
初めに教えてくれるとよかったんだけどね。
初日に「はい」ってさくちゃんを渡された時には途方にくれたよ。
どうしたらいいのか全然分からなかったもの。当たり前だけどね。
壊れ物扱うようにそっと抱いたことを覚えている。
退院する頃にやっと30〜40g出るようになった。

それからは夜中はミルクをあげて搾乳機で絞って
昼間母乳と夜中に搾乳したやつをあげていた。
それでも足りなくてミルクをあげて・・・。
お宮参りにはミルクを一日あげたせいか出のいい哺乳瓶に慣れて
出の悪いお乳を嫌がって吸わないようになったこともあった。
その後2，3日は我慢比べだった。
母乳→少し吸う→嫌がる→放置→泣く→母乳（繰り返し）
ちゃんと吸うまで半日かけて繰り返したこともあった。

2ヶ月になる頃に夜中母乳にかえてみた。
それからミルクが減ってきて2ヶ月頃に助産婦をしている友達が遊びに
きた時に母乳だけでいけると思うと言ってくれたのを機会に
母乳だけに。
今でもお出かけ時や疲れている時は無理せずミルクにしています。

出産後、会う人会う人に「お乳出る？」と聞かれ
知り合いに聞いても母乳が出る人が多かったので
少しマタニティブルーになっていた。
お乳出ないのが申し訳ないような気持ちになって。
でもうちの母は母乳が全然出なくて私はミルクだけで育ったことを
知ったり友達でも全然出ない人や2，3ヶ月になってやっと足りるように
なったという人も結構いることが分かってすごく楽になった。

「母乳は出るもの」とよく言われるが個人差が絶対あると思う。
子供がお腹空いて泣いたりするのならミルク足すのもありだし
母乳はストレスが大敵なので周りを気にしない、あとは根気だな・・・
そう思う私です。